図解主義
- 作者: アンドリュー・J・サター,中村起子
- 出版社/メーカー: インデックス・コミュニケーションズ
- 発売日: 2005/06/21
- メディア: 単行本
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を読みました。内容は「取引を図で表してちゃんと理解しましょう」というもの。
- 取引の相手を四角で表現。
- ものと金の流れを矢印で表現。方向も明示する。
例えば、時間が関係しない二者間のやりとりはすごく単純に図示できる。例として、あなたが八百屋で大根を買った場合の図解は次の通り。
次にちょっと複雑になって、あなたが定食屋で大根の煮物を食べた場合のあなた、定食屋、八百屋の時系列のある三者間取引を明示してみる。
筆者はこれをプールコースとよんでいる。
このように取引のプレイヤー、取引するもの、取引の流れ(方向)、時間を図解で自分が理解できるように書いていくことを、この図解主義ではいくつもの事例をふまえながら書かれていて面白かった。
後半に、知的財産権とか、興行権とか、放映権など最も権利処理が進んでいるハリウッドの事例が出てくる。本来これらの取引は非常に複雑だが、図解の技術を使うことである程度流れが理解できるようになります。
早速仕事でも実践してみていますが、便利。