川崎裕一 / マネタイズおじさん

元起業家でスタートアップのコーチやってます。スマートニュース株式会社執行役員。

対話型広告

http://radar.oreilly.com/archives/2005/05/remaking_advert.html

インターネットにおける広告というとこれまでバナーやテキストといった文脈には関係の無い広告で、動きやおもしろさでクリックを誘発するようなものが多かった。なのでティム・オライリーも殆どクリックしたことがないと感想を述べています。

最近では対話型広告が検索連動型とコンテクスト広告(アドセンス)であってそれらは純粋にユーザーにとって価値があるからクリックされると。 実際にオライリーもクリックするようになったと感じているようです。

私自身もGoogleやYahoo!の検索を使っていて、「検索連動型広告的回答」であるとことの広告をクリックする回数も多くなったと実感しています。ニッチなワードで検索結果が少ない場合にはその傾向は強まると個人的には考えています。情報が本当に欲しいものを、欲しい思う文脈とタイミングで提供するというのは基本中の基本ですが、現在の検索連動型広告はこのニーズを既存の広告の中でもっとも満たしている結果、クリックスルーレート、コンバージョンレートとも優れた値を示すのだと思います。

はてなでも広告に関しては色々な試行錯誤をしようと考えており、その一つがはてなクリックというサービスなのですがまだまだ発展途上にあると考えています。前述のように「情報が本当に欲しいものを、欲しい思う文脈とタイミングで提供する」という鉄則を守りつつということになります。

また、オライリーのエントリーにあるajaxを用いた新しい形の広告というのは日本では殆どみられないので興味があります。