CPMの良さ
livedoorディレクター Blogでとても共感する記事があがっていたのでちょっとエントリーを書いてみます。
CPMは、広告1000回表示当たり収入です。
表示回数課金型広告
- 収入=表示回数xCPMx(1/1000)
クリック課金型広告
- 収入=表示回数xCTRxCPC
成果報酬型広告
- 収入=表示回数xCTRxCVRxCPA
表示回数における『販売率』、全ての広告における『レベニューシェア率』は現場で売上の拡大を常に狙っているlivedoorディレクターらしい指標で大事ですがここは各項目の関係性を見るためにあえて省kます。
なぜCPMでページの収益性を見るか。
私が思うにそれは
- 収入に関係する指標が少なくて済むから
- 様々な収益源(広告、コマース、会員サービス等)統一的な視点を持つことができるから
です。
上にあげた計算では、表示回数では表示回数を除きCPMだけ。クリックではCTRとCPCの二つ、成果報酬だとCTRとCVRとCPAの三つが必要になってきます。
ざっくりとページの収益性を見てあのサービスの、あのページはCPMが高いからページビューを伸ばすことはできないかと考える際の指標になるわけです。統一的な指標で網羅的にページの収益性を見るのにはCPMは向いています。
収益源の統一的な視点についてはAdSenseだろうが、AmazonだろうがとりあえずざっくりCPMで計算してみる。それで収益性をチェックし、ページの相性をチェックしていくことがまずスタートになるわけです。ネットで食べていこうという場合には色々存在している収益源を自分たちの展開するサービスに最適に配置し、収益を最大化していくことが求められます。
もちろんCPMにも課題があってそれは、例えば上であげた計算において全て収入が等しいとするとCPMと各指標の間には次のような関係性があります。
- CPMx(1/1000)=CTRxCPC
- CPMx(1/1000)=CTRxCVRxCPA
CPMは、CTRとCPCの要素を持ち、CTRとCVRとCPAの要素を持つことが分かります。
ディレクターはCPMの改善を常に狙います。そのときにはCPM単体ではどうしていいか分からない。だからCPMを成り立たせる要素であるCTR、CPC、CVR、CPAを如何に改善させるかを考えていくということになります。
まとめます。
- ページ(それをまとめたサービス)の収益性を最初からたくさんの指標を見ると訳分からなくなるからまずはCPMで俯瞰
- ページの収益最大化を目指していく収益源の最適化作業の時にはCTRとCVRとCPAといった要素を踏まえて、ページのおける広告掲載位置、広告体裁、ページの内容の絞り込み(ページが絞り込まれていない場合でもアドセンスなら『セクションターゲット』を使うこともできる)等を実施し、PDCAサイクルをひたすら回す
ということになります。
その最初の視点としてCPMは便利だと思っています。