2050年高齢化と肥満化から糖尿病・心臓疾患・アルツハイマー病患者が大幅増。(2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する)
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2050年世界では、都市部に70%の人口が集中、65歳超人口が倍増する。 (2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する)
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エコノミスト誌の医療担当記者シャーロット・ハワード(Charlotte Howard) による人間の病気の未来。
- 作者: 英『エコノミスト』編集部,船橋洋一,東江一紀,峯村利哉
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/08/03
- メディア: 単行本
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- 2050年には高齢化と肥満化が進行する。60歳以上人口が20億人を超える。これは21世紀初頭の3倍増。深刻な肥満化も。
- 肥満は糖尿病と心臓疾患を、高齢化はアルツハイマー病をはじめとする脳の病気の患者数を増やす。製薬業界にはこれらの病気の緩和薬、予防薬、治療薬を開発する強大なインセンティブが働く。
- 都市化が進み運動量が減り、煙草・公害・ジャンクフードとの接点が増える。特にスラム街で健康被害が増大する。
- AIDSとの戦いは続く。患者は3300万人、毎年400億ドルの治療費が必要。貧困諸国、富裕諸国も負担する用意ができていない。