フラット化する世界(下)
kawasakiのはてなダイアリー - フラット化する世界(上)に続いて下巻も読みました。
- 作者: トーマス・フリードマン,伏見威蕃
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/05/25
- メディア: 単行本
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気になったポイントをメモ。
- 失われる仕事の大半はインドや中国にアウトソースされるのではない。デジタル化又はオートメーション化されて失われる。
- 思いもよらなかった異質な組合せが価値を生み出す。数学者とマーケターが結びつき検索エンジン最適化の専門家を生み出した。誰にも負けない合成能力、消費者の需要を中心に合成することができること、つまりマッシュアップが大事。
- 異種のものをまとめる優秀な合成役が増えると、説明を得意とする優秀な説明役も必要になる。複雑なことをうまく説明することでビジネスチャンスを拡大することができる。
- フラットな世界でのばすことができる最初の、最も重要な能力は「学ぶ方法を学ぶ」こと。古い物事をやる新しい方法や、新しい物事をやる新しい方法を、たえず吸収し、独習する。
- 「学ぶ方法を学ぶ」ために重要な要素はIQよりもCQ(好奇心指数)とPQ(熱意指数)。頭が良くても好奇心と熱意が無ければどうしようもないが、逆は伸びしろがある。よってこの二つの要素がフラットな世界では大事。
- 人を好きにならなければならない。
- アップローディングは「ローカルのグローバル化」を可能にする。世界中のおおぜいの人々が自分のコンテンツ、自分の主張やニュース報道、音楽、動画や写真、ソフトウェア、百科事典や辞書を作り上げてアップロードすることが可能になる。フラットな世界のプラットフォームは、地域文化を取り上げて世界にアップロードすることを可能にする。