ブログを用いたキャンペーンの目的、実施体制を再考しよう
こばへんさんが良いことを言っている。
ユーザーを味方として、そのコミュニティに対して益をもたらす施策、またブログというツールを使う必然性がほしい。単にPingを飛ばしたり、RSSで拾われるからといった告知ツール(拡声器)として捉えるのか、それともSEOは副次的な要素で、そもそもコミュニティ組成のツールとしてブログを捉えるかで、その後の展開は違ってくる。
このような乖離を防ぐ意味でも、企業側担当者、代理店担当者もブログをもっと理解したスタッフをインサイダーとしてチームに編成すべきであり、戦略立案の前にフェース・トゥ・フェースで討議する余裕がほしい(たいていは浅い日数で、企業側の要求だけが代理店経由でクリエイティブに突きつけられることが多々あるので)。
ブログキャンペーンを実際に手がけているこばへんさんだからよく分かっているというところか。
現時点で私自身は次のように考えています。
- 企業ブログは半年以上続けないと意味がない
- 企業の想い、製品に関する愛情などは1ヶ月や2ヶ月で語れるものではない
- できれば企業ブログは、アウトソースせず企業の担当者が書くべきである
- ブログキャンペーンは、企業ブログと連動すると効果が高い
- ブラザーブログ、TIIDAブログ等の例を見るとよく分かる。ブログの視聴者もブログの趣旨に共感し、彼らがコアな参加者となる仕組みを作ることがキャンペーン成功に大事なことである
- キャンペーン参加者は面白いことなど自分がキャンペーンに参加する意味を求めている。豪華賞品が当たりますだけではないメッセージを広告主、代理店、媒体社は出さなければならない
- トラックバックは簡単に集まらないことをキャンペーンを仕掛ける人たち全員はしっかりと理解する
- PV、クリック数は予算があればある程度集めることができるが、トラックバックを集めることはかなり難しい。キャンペーンのおもしろさ、参加の容易さ、広告主が展開するサービス・製品への共感、サービス・製品の魅力といった様々な要素各々がある程度の閾値を超えない限り、盛り上がらないことを肝に銘じるべき