口コミの測定方法について
米国で口コミ(wom)のキャンペーンが盛んになるにつれ、どうやって効果測定するんだという話がでてきた。で、Word of Mouth Marketing Association (WOMMA) というのができて、測定の仕組みについて議論をしているらしいです。
Adrants » WOMMA Established Word of Mouth Metrics
測定は
- 新しいマーケティング用語を使う。
- オンラインメディア寄りにならない。
- 自然発生的な口コミに注目せずに、口コミキャンペーンの方だけを見るのをさける。
という枠組みにそって行われるべきであると。
そして枠組みの中に入れなくてはならない要素として5つほどあるとしています。
- 参加者(作り手、送り手、受け取り手):
- 口コミのエピソードを作る人、多様な役割を果たす人。
- 行動:
- 参加者が、口コミ単位を作り、伝達し、反応すること。
- 口コミ単位:
- 消費者によって共有されているマーケティング関連の情報単位
- 現場:
- (口コミが行われている)物理的な場所
- 結果:
- 1口コミ単位の参加者によって引き起こされる行動。5段階で記述される。
更に口コミ単位は次のような言葉によって定義されるそう。
- 時事性
- 口コミ単位に含まれるマーケティング・メッセージの程度
- 適時性
- 口コミ単位がキャンペーンに対して関係性を持つまでにかかる時間
- 両極性
- メッセージがネガティブにとらえられたか、ポジティブにとらえられたか
- 明瞭さ
- 受け取り手がメッセージを理解できたか否か
- 奥行き
- キャンペーンの様子や質が説得力を増すことができたか
まぁ、なんとなく当たり前の話をしていて、これらの測定指標が良いか悪いかは別の話として、こういう測定指標をまとめてみんなでこれに従ってやろうという枠組みが必要というのは同感ですな。