川崎裕一 / マネタイズおじさん

元起業家でスタートアップのコーチやってます。スマートニュース株式会社執行役員。

家族の決まりごとでストレスに強くなる

・ 食事の時間がだいたい決まっている
・ 家を出る時は必ず「行ってきます」と言い、家族が「行っていらっしゃい」と言う
・ 家に帰った時には必ず「ただいま」と言い、家族が「お帰り」と言う
・ 余暇はリビングなどで、家族でテレビを見たり世間話をしたりする

 こういった当たり前のことの繰り返しが日常の行動習慣となっている家族は、ストレスに強いことが、多くの実証研究で示されているのだ。

ふむふむそういうもんなのか。これって当たり前のことなんだと思っていた。

わたしの父親は商売(製麺所)出身、母親は農家出身だったのであいさつはいやになるほどやらされた。父親の取引先から母親の実家の隣の農家のおばあさんまで、ありとあらゆる人に感謝せい、あいさつして怒られることはないんだからやったらやっただけいいんだというのが親の口癖であり三十路となった今でも言われる。まだ両親から見れば息子はできていないということなんだろう。

ご先祖様に関係するイベントもの、具体的にはお彼岸やお盆だけど、この時期を忘れようものなら必ず一言小言を言われた。特にここ数年はますます厳しく言われるようになった。おまえも年をとって、ご先祖様という、自分の幹となっている存在をしっかり感じて、なにはともあれそれに感謝せいと。

こういったしつけというか、なんというか、一連のことは、正直子供のころはいやでいやでしようがなかった。しかし今となっては大変ありがたい。

なんだかんだ自分がしてもらったことは、自分の中に根付いている。

それは家族ができてなおさら感じる。そういう考えが自分の幹になっているなと感じるから。

私も自分の次の世代にも結構しつこく教えるつもりだ。子供には自分が色々な人に支えられて生きていることをしっかり理解して、人に感謝できる人間に育ってもらいたい。その潤滑油があいさつとするならば、それはたっぷりあったほうがいい。

そんなことを思います。