ドリコムと楽天
http://www.drecom.co.jp/ir/news/20080321.pdf
http://www.rakuten.co.jp/info/release/2008/0321_1.html
当面は
- 楽天で取り扱っている商品をサイトの内容にコンテンツマッチさせて表示する『楽天ダイナミックアド*1』で、ドリコムのコンテンツマッチ技術を使う。
- ドリコムブログやドリコムRSS等ドリコムが持つサービスが持つある程度のリーチで『楽天ダイナミックアド』を掲載する。
という感じでしょうか。
そこから自社のアドネットワークを作っていくのはきれいな流れです。
- 楽天が既存の行動ターゲティングにはない特徴を持つアドネットワークを作る。
- ドリコムのメディアに加えて、楽天の楽天市場、インフォシーク、楽天ブログで『楽天ダイナミックアド』とアドネットワークから広告配信をする。
という。
懸念はこれがどこまで出来るか。
- 行動ターゲティングではヤフー、マイクロアド、impAct BTAなど日本にもそこそこプレイヤーがいます。現時点ではヤフーが好調のようです。そこに楽天+ドリコムでどこまで攻めていけるか。どんな差別化を図っていけるか。
- ドリコムが現在コンテンツマッチや行動ターゲティングの技術を提供してパートナーと共同でサービス展開しているものとの関係を保っていけるか(リクルートと共同で運営するドリコムジョブボード,サイバーエージェントと共同で運営するマイクロアドとの関係をどう継続していくか。なるべくなら良い関係を継続していきたい。でも楽天との関係があるからそれができないかもしれない)
という点はすぐに思い浮かびますね。
今回の調達のスキームと財務の面は青柳さん*2の分析に期待。具体的には楽天にとってこれは得なのかどうか。ドリコムにとってこれは十分な調達かどうかあたりが気になりますねぇ。>青柳さん
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