買う理由とAmazon
サイトで製品が買われない。なぜなら買う意思をもって訪れている人にサイトは買う理由を伝えられていないから。背中を押す仕組み作りが必要だ。
Amazonのおすすめは背中を押す仕組みの代表的な一つだ。この仕組みでポイントとなっているのは見え隠れする『人』の要素なのではないか。
Amazonは、『自分』がこれまで買ってきた『モノ』と、その『モノ』を買った『他人』が買った別な『モノ』をおすすめする。つまり人→モノ→人→モノという流れがある。
モノをおすすめする過程に『他人』がはまっている。おすすめの根拠が単純に機械が勝手におすすめしたわけではなくて、使われている情報は実際に生身の人間がモノを買ったという事実である。Amazonは人を通じてモノをつなげているとも言える。
人→モノ→人で閉じるとモノは流れず売れない。多くのCGMサービス、特にSNSではここで終わっているところが多い。それらとは異なり最後にモノに落ちている。だからこそAmazonではモノが売れる。
Amazonでは買う理由がある。だからモノが売れる。
彼我の違いは大きい。