川崎裕一 / マネタイズおじさん

元起業家でスタートアップのコーチやってます。スマートニュース株式会社執行役員。

自社サイトが中小ポータルよりもトラフィックを持つ企業のネット広告戦略とは

ネットメディアがコンテンツを売る必要性 - 業界人間ベムに反応。

自社サイトが中小ポータルよりもずっとトラフィックが多い企業は珍しくない。そういう企業の場合自社サイトをより充実させ見込み客をしっかり自社で抱えるというのは正しい。

一方自社サイトのトラフィックが多くなく製品が売れることだけを目的にしている場合にはCPA重視の方法をとる。アフィリエイトに投資をして多くのアフィリエイトサイトをアフィリエイト参加者を代理店として使うことで大量に作る。自社のサイトはそれを補足する程度の投資で良いと考える。

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Webを主要メディアとするブランデッドコンテンツ展開にも、コンテンツプロバイダーとしてのWebメディアの力を利用すべきであるのは間違いない。逆にいうとWebメディアはスペースだけ売るのではなく、誘導力付きのコンテンツを広告主に売る努力が要る。

これは例えばはてなの場合、タグやキーワードで分類された記事にはてなならではの指標として含む日記数、ブックマーク数や、RSS購読者数等を追加したものとして利用してもらう。そうすることでコンテンツ(この場合は記事)のトラフィックが増えるという付加価値も提供できるかもしれない。

当たり前の話なのだけど重ねて言うと

  1. 企業の中には自社サイトで多くのUUを抱えているところも増えている。
  2. 広告主でも自社サイトにパワーをかけるタイプ、成約を最大化するタイプなど様々。それに応じて使う方法も変える必要がある。

ということ。一番目のことが忘れられがち。