川崎裕一 / マネタイズおじさん

元起業家でスタートアップのコーチやってます。スマートニュース株式会社執行役員。

「愛知万博は本当に成功したのか?」をはてなで知る

愛知万博が9月25日に閉幕を迎えたのですが、やはりここは

  • 「はてな」的に愛知万博は成功したのか否かを判断してみる

ということが求められているのだろうと勝手に思い分析してみます。

ブログサービスであるはてなダイアリーでは、「万博」と書いたユーザー数(言及数)を時系列で見ていくことで盛り上がったのか盛り上がってないのかを知ることができます。

ぱっと見た感じでは開幕3月25日、閉幕9月25日にはてなダイアリーで書かれることが多いということは理解できます。はてなダイアリーのキーワードが持っているデータには

  • 「キーワード名」と書いたユーザー数である「言及数」
  • 「キーワード名」のキーワードページにアクセスした回数である「アクセス数」

の二つがあります。

この二つをキーワード「万博」「愛知万博」の言及数、アクセス数の合算、入場者数*1を見てみると、大きく次のことが分かります。

  • (1)言及数は6月に底をうち7月、8月、9月と前月を上回る成長を続けている。
  • (2)アクセス数は8月まで下降を続け、9月に伸びを見せる。

(1)言及数は6月に底をうち7月、8月、9月と前月を上回る成長を続けている。
(1)から分かることとしては、

  • 愛知万博というイベントが一体何であるか」という情報を知るための行動がキーワードページのアクセスであり、アクセス数は認知の広がりを示している。
  • 愛知万博というイベントの認知は3月の時点で殆ど行き渡っており、愛知万博キーワードとしては4月から8月の開催期間中にその高価を発揮していない。

(2)アクセス数は8月まで下降を続け、9月に伸びを見せる。
(2)から分かることとしては、

  • 愛知万博というイベントに対しての人の感想・意見」が言及数である
  • 言及数の期間内での安定、6月を底にした7月-9月の盛り上がりは愛知万博が面白い、人の心に残り、ブログに書き込むほどの内容があったということを示している。

強引にまとめてみると

  • 愛知万博は人の心に残るイベントになった
  • 口コミ効果が7月くらいから起こり始めた
  • 口コミ効果が8月の入場者数の増加にほんの僅かに寄与したかも?してほしいなぁ。

という感じ。