監督不行届
- 作者: 安野モヨコ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2005/02/08
- メディア: コミック
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自分の周りのマンガ好きから高い評価を受けている「監督不行届」を読みました。私自身との比較を踏まえて、「あるあるー」という意味ですごく面白かったです。
私は、マンガ好きです。自宅に横山光輝三国志、スプリガン、マスターキートン、隣人13号、YAIBA、シュート、アドルフに告ぐ、りびんぐゲーム、バガボンド、ストッパー毒島等の蔵書を持っています。マンガ喫茶があまりなかった学生時代に古本屋を訪れてはまとめ買いをした結果前後二列マンガで埋まる本棚まるまる一つが存在する羽目になりました。友人の中には、家にくると私と話もせずにマンガを読み出す輩もいます。
マンガのほかにも、ゲームは結構やっていました。ハードの所有履歴はファミコン、ツインファミコン(赤)、スーパーファミコン、ゲームボーイ、ネオジオCD、プレイステーション、セガサターン、プレイステーション2、ゲームボーイアドバンスです。個人的には、ツインファミコン*1、ネオジオCD*2当たりが自慢です。逆に言えば、世間的には黒歴史かもしれません。
このようにマンガだったり、ゲームだったり、今生業としているインターネットだったりという分野では、自分は人よりも執着があり、その結果無意味な記憶力を発揮し、その蓄積された記憶からこだわりが生まれ、オタク的な感覚の土台を作っているとはうすうす感じていました。
例えば、三国志の武将に対する異常な記憶量。これは、マンガとゲームと三国志の強力な反復作業によってもたらされたと考えています。中学時代に同級生と光栄の三国志をファミコンでやり、色々出てくる武将の名前を覚える。更に横山光輝三国志で歴史と武将の関係性、武将の性格を知るという具合です。今ならここにインターネットで調べるというのも入ってくるのでしょう。
閑話休題。
監督不行届を読んで、主人公二人カントクとロンパース程のオタクではないと思いますが、オタク属性を多少なりとも持つものとして、色々納得というか同感する部分がありました。特に、
- 動作に効果音をつける
というのは「ぎくっ」と思いました。もうこの擬音を書いている時点でアウトですな。うすうす感じていたところで、まぁ気にしないようにしているけど口走っている擬音語というは多いと思うわけです。
庵野秀明監督といえば、エヴァンゲリオンの人で偉い人、というイメージしかありませんでしたが、監督不行届を読んでちょっと身近に感じました。これからは気軽に「監督くん」と呼ばせていただこう(嘘)。