川崎裕一 / マネタイズおじさん

元起業家でスタートアップのコーチやってます。スマートニュース株式会社執行役員。

ビックリマン、ガムラツイスト、ラーメンばあ、あっぱれ大将軍

mixiを徘徊していたところ、ひょんなきっかけで懐かしい思い出が蘇りました。それは、シール集めという記憶です。

小学校のころといえば、世の中はビックリマンブームで猫も杓子もビックリマンシールを集めては交換し、自分のコレクションを拡大していったものです。

当時、お菓子とシールという組み合わせは、現在の食玩ブームの比ではないほどの盛り上がりを見せており、お菓子メーカー各社は次々に製品を展開していました。

ビックリマンはあまりの人気で駄菓子ややスーパーマーケットでは販売制限がかかり、一人3つまでとされるのが標準でした。ただ、そもそも販売されればすぐさま売り切れてしまうため、自分たちのネットワークを最大活用し、いつ、どこに、どのくらい入荷されるのかを正確に把握することが求められたのです。その面で、スーパーマーケットの店員の息子、駄菓子やの常連客(但し子供)、駄菓子屋の息子などが自分たちの情報網に入っていることは差別化において、非常に価値があったのです。

そんな状況でしたので、ビックリマンシールはほしいが、モノが無いという状況が常に発生していました。そして私は、ビックリマンは友人と共同し、ほぼコンプリートまで行きました。というのは、実は友人が何かのイベントで大量にシールが入っているコレクターズボックスをゲットしたからに他ならないのですが。

というわけで、人間はある程度の満足を見ると他のものに満足を見出すようになるもの。私の場合は、シールという縛りで色々コレクションの幅を広げていくこととなりました

その中でシール購買欲を満たすためにサブで購入するジャンルがありました。私にとってそれが、カネボウフーズから出ていたガムラツイストラーメンばあでした。

ラーメンばあ・ガムラツイスト

ビックリマンとの決定的な違いは、二枚重ねのシール構成であり、一枚目はしょぼいキャラクターが二枚目ではキラキラシールだったりするということで、ビックリマンのように、あけた瞬間に分かるという商品ではないところが魅力でした。更に、ビックリマンのお菓子はチョコであり、さほど量は食べらず、持ち歩きにも不便でしたが、ガムラツイストのガムは持ち歩くことができました。更にラーメンばあは、子供の食欲を満たすしょっぱいお菓子という位置づけ(ベビースーターを固めてバー状になっている)も嬉しかったです。

更にそれで飽き足らない場合には、あっぱれ大将軍を購入することになります。

edue.jp::blog: リマインド:『あっぱれ大将軍チョコ』

あっぱれ大将軍チョコは非常に野心的な、当時としてはハイテクな仕組みがあり、それは温感・冷感シールであったということです。ビックリマンにおける天使と悪魔の軸が、あっぱれ大将軍の場合は、幕府と朝廷であり、温感と冷感なのです。温感シールは、キャラクターの顔の部分等に適用されており、親指などで暖めるとその本性が現れるといった仕組みです。冷感の場合は、冷蔵庫などで冷やしておくと同じく隠された絵柄が現れます。この「変化」という要素は、ガムラツイストラーメンばあにおけるシールの二重・三重化の仕掛けに通じるものがあります。(ぱくったか、ぱくられたかは不明)

あっぱれ大将軍のお菓子は、チョコバーでけっこう量があって味が良かったことから、シール同様の満足感を得ることができた記憶があります。

あれだけ真剣に集めたシールですが、実家のどこかにあるかどうかも不明です。ブームというのは恐ろしいものですね。ただ記憶というのは随分と鮮やかに残っているものですなぁ。

さて、最後にガムラツイストは復活するらしいです。話の種にどうですか?
必殺ガムラツイスト