川崎裕一 / マネタイズおじさん

元起業家でスタートアップのコーチやってます。スマートニュース株式会社執行役員。

『東北地方太平洋沖地震』でできたこと

はじめに

東北地方太平洋沖地震』が発生し、私の生まれ故郷である茨城県でも多くの被害がでました。
この中で現地の両親との連絡、現地スタッフへの情報共有、Livlisを通じた支援活動を開始しました。

Livlisでやり始めたこと、私がやりはじめたことはまだ全然形になっていません。

そして被災地の現場で必死に作業している方を、東京からできることは本当にごくわずかです。
しかしながらそのほんの僅かなことでもできるのであれば、まず動きたい、そしてそれが
何かの、誰かの役に立つかもしれないと思い、まとめました。

時系列

11日
  • 地震発生。
  • 恵比寿の三井住友銀行で地震にあった。
  • すぐさま帰社。社員ひとりの無事を確認。即座に東京ビックサイトを訪問した社員にメール。
  • 東京ビックサイトの社員から連絡あり。無事を確認。
  • 社員の帰宅を指示。解散。
  • 自宅に戻る。途中で妻と息子に会い無事を確認。
  • 水を風呂に貯め、自宅に待機するように指示。
  • 会社に戻る。
  • 両親の携帯電話に。繋がらない。
  • 両親の自宅の固定電話に。繋がらない。
  • Twitterの私のアカウント(@yukawasa)で実家の会社の社員アカウントに連絡。
  • Skypeにて電話連絡を試みる。繋がらない。
  • Twitterから連絡あり。社員数名の無事が確認される。
  • Twitterから社員に両親の自宅の確認を依頼。
  • Twitterから両親と合流した社員から無事の知らせ。
  • Skypeから自宅の固定電話に連絡出来。両親の声を聞く。
12日
  • Skypeにて随時両親の自宅の固定電話にTwitterで収集した情報を提供。
  • LivlisスタッフとSkype会議し、Livlisを通じた支援を決定。
  • Livlisブログ、Livlis本体、Twitterで告知。
  • スタッフがLivlisのFacebookファンページで告知。
  • JustGivingの梶川さん(@kajitaku)、CiviForce理事小澤さん(@ozarn)と連絡。Livlisのプロジェクトとの相互連絡を約束。
  • Twitterで茨城県内の食品不足が深刻化している様子を知る。
  • 両親と相談し茨城県内での食料品不足を踏まえ実家で営む業務スーパーの本日中の開店を決定。
    • この決定が行われる前に社員は業務スーパー各店の開店に向けて店の整理を実施していた。
  • Twitterにより社員に業務スーパー開店の指示。
  • 早い店舗では午前中に開店。
  • 開店をTwitterのアカウントを通じて茨城放送@ibs_radio 茨城県議井出さん@ibakengee 水戸市議川崎さん @demezo に連絡。食品を求める県内の方への案内を依頼。

要点

  • 東京からできることは少ない。でもTwitterやニュースなどをまとめて被災地に届けることはできる。
  • 現場の方の迷惑になるようなことはしない。現場での意思決定に役立つように情報をまとめることに集中する。
  • Twitterハッシュタグ #ibaraki #save_ibaraki をチェックし、メディア のみなさん@ibs_radio 県議・市議さんと@ibakengee @demezo 連絡。ひとりでも多くの方に食品情報を伝えるためにはメディア、政治家連携が必要。
  • 連絡手段はTwitterSkypeが有効。
  • 現場では携帯電話、固定電話が不通となってもネットが生きている状態が続く。Twitterのダイレクトメッセージ、mention、replyで本部アカウントから各店アカウントに連絡が可能なこともある。
  • Skypeから固定電話はかなりの確率でつながった。
  • 自分たちだけでの問題解決には限界が。自分たちの強みを活かして、様々な方々との協力を行う。Time is MONEY.

事前/前提

  • 一年程前から実家の業務スーパーで各店毎のTwitterアカウントを開設。店長を中心として利用方法を随時伝えてあった。結果、店長・店員のTwitterリテラシーは高い状態にあった。
  • Livlisではフローレンスとの連携などNPO団体などのつながりがあった。
  • Livlisスタッフの家族が茨城、宮城で直接的な被災者であった。

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IT・ネット関連企業、Twitterアカウントの地震支援策まとめ
http://togetter.com/li/110715