裁断本の流通について
昨日の記事で
自炊の盛り上がりで裁断にコストがかかることを把握。裁断サービスのニーズが出る。だが裁断を事業者として第三者に任せるのはグレー。自炊派間の裁断本マーケットをC2Cで作るってのはどうか。
と書きました。
そこから@i_tomoさんが反応。isologueさんが意見表明と言う流れです。
isologueさんの意見に非常に納得でしたのでここに引用させていただきます。
@i_tomo 法的に負けるかどうかはともかく、1) 「ハブ」なので訴訟相手として狙われる 2)明らかに出版社は経済的な損失が発生 、3) 誰に対しても胸を張れるフェアさが無い・・・なので、事業としてはスジが悪いと思います。私的複製が認められている趣旨を逸脱 @yukawasa
2010-06-01 22:22:57 via Echofon to @i_tomo
@i_tomo もう一つ、その商品は「レモン」もいいとこで、自分でやったらわかるとおり、順番なんか滅茶苦茶になる。それをそろえて確認するの大変。 @yukawasa
2010-06-01 23:01:05 via Echofon to @i_tomo
@i_tomo 送料もかかる。自分で梱包して送付。 @yukawasa
2010-06-01 23:02:35 via Echofon to @i_tomo
isologueさんの「裁断本の流通について」 - Togetter@i_tomo 結果として「いくらで売れるのか?」本当にそのサービスがヒットしたら、何回も巡回するから限りなくタダに。ヒットしなかったら新刊本に近い値段。どちらにせよ、使われる気があんまりしないなあ。 @yukawasa
2010-06-01 23:05:19 via Echofon to @i_tomo
問題は三点くらいに絞られますかね。
- 裁断本は本としての編集・まとめ価値が失われている。
- isologueさんのおっしゃる「レモン」状態*1
- 本としての価値が失われているため、裁断本は、コピーにしか使われないことが明らか。
- 加えて、本の価値を作る方々にとってメリットが無い、自炊派のハブとなっているということから、何がしかの訴訟をするのにもってこいの場所になる。
- サービスがヒットし、裁断本が猛烈に流通を繰り返すと、その価値は限りなくゼロになる。その間にみな手元でコピーを取るようになるから。
というところ。
裁断本を流通させることで、その複製が世の中に行き渡りまくり、結果として作者さんに迷惑をかけるというのは、サービス云々以前に、読み手としてだめですね。
費やす時間が、ネット>本>その他メディア、そして費やすお金は本>ネット>その他メディアの自分にとって、電子書籍は非常に魅力的でお財布も準備万端(?)なので、出版点数が限りなくリアルなものと同じくなってほしい。
追記
id:Imamuraさんより
@yukawasa 脚注の「レモン市場 - Wikipedia」がうまくリンクしてないみたいです
2010-06-02 09:46:42 via Echofon to @yukawasa
のとおりご指摘受けました。修正させていただきました。ありがとうございました。