川崎裕一 / マネタイズおじさん

元起業家でスタートアップのコーチやってます。スマートニュース株式会社執行役員。

ハーレー

TABLOG:ハーレーの社員に自分は「バイクを作っている」と思っているバカは一人もいない - livedoor Blog(ブログ)

ハーレーが作ってきたものはバイクであった。

しかしハーレーが作るバイクの回りを飾る商品、サービス、そして風景はハーレーのバイクを買った人たちが作ってきた。

つまりハーレーの世界はハーレーのバイク購入者によって拡大されてきた。

ハーレーは、バイクを売ることに加えて、バイクを売った後のことを考えるようになった。

バイク購入者にとってバイクを買う回数は生涯に数回だ。バイクに乗る回数はそれよりずっと多い。バイクをメンテナンスしたり、バイクをカスタマイズする数も多い。

バイクに関わる「数」を増やすこと。そしてその回数当たりの時間を増やして、バイクに関わる「時間」を増やすこと。

バイクに関わる時間を増やすことは、ハーレーにとって「ハーレーというバイク」の価値を増すこと。そして最後には「ハーレー」というブランドの価値を増すことに繋がっていく。

まぁシンプルにこういうことなんじゃないだろうか。

と書いてみますが、この田端さんのエントリーの肝は内容ではなく、そのタイトルですよね。「バカ」が入ると俄然内容を確認したくなる。それが心理というものか。「バカとはなんだバカとは!」という感情、「バカってどんなことを示しているの?」という好奇心など、いくつかパターンがあると思いますが「バカ」は強い言葉で、落ち着いて看過しておけなくなるのでしょうね。

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ハーレーダビッドソン経営再生への道―トップダウンから全員参加型経営へ (Harvard Business School Press)

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