川崎裕一 / マネタイズおじさん

元起業家でスタートアップのコーチやってます。スマートニュース株式会社執行役員。

ダーウィン展

上野の国立科学博物館で『ダーウィン展』に行ってきました。

ダーウィンの幼少時代から、軍艦『ビーグル号』に乗り込んで旅に出て、世界各国を回り膨大な標本を集めて、進化論の着想を得て、まとめるまでの流れを一連の流れで理解できます。展示に工夫がされていて、『ビーグル号』関連の展示では船の中を再現した展示になっています。

ここで

  • ダーウィンが最初にビーグル号を見たときにはこれが軍艦かと思ってがっかりした。
  • ダーウィンの父親は旅に出ることを反対したが叔父のジョサイア・ウェッジウッド2世がなんとか説得してくれて旅にでることができた。

というトリビアが書かれていました。ダーウィンが旅に出られなかった可能性があったとははじめて知りました。

会場ではダーウィンが『生命の樹』を書いたノートも展示されています。そこには『生命の樹』のすぐ上に「I think」と書かれています。ダーウィンの自信に満ちた「私は、こう思う」という表現になんだか感動してしまいました。

科学の大きな一歩がダーウィンという個人によって大きく方向性が決まった瞬間はこんなちっぽけなノートのこの一ページなんだなあと。そしてこの一ページを得るために膨大な資料が必要なんだなと。
ダーウィンは生物の進化において『生命の樹』の大本を追求していきました。彼自身も今膨大な分野にまで枝を広げ伸ばしている生物学という樹の大本になっているのだと当たり前のように気づきます。