川崎裕一 / マネタイズおじさん

元起業家でスタートアップのコーチやってます。スマートニュース株式会社執行役員。

アドネットワークの月間PV比較

アドバタイジングドットコム・ジャパンの広告ネットワークは、月間約6.5億インプレッション(2007年12月現在)に成長しているという。「アドバタイジングドットコム クッキー」と検索すると、朝日新聞社などが広告ネットワークに参加していることがわかる。ちなみに、アイメディアドライブ「impAct」は約7億インプレッション。クライテリア・コミュニケーションズ「ADJUST」は2008年1月に約20億インプレッション、マイクロアド「MicroAd」は2007年10月に約68億インプレッションを記録している。インプレッションだけでなくユニークユーザー、および量だけでなく質も考慮すべきだが、参考までに。

億imp
アドバタイジングドットコム・ジャパン 6.5
impAct 7
ADJUST 20
MicroAd 68

f:id:kawasaki:20080212115547g:image

MicroAdはブロガーを巻き込んでいるため例外としても、今のアドネットワークってこんなもんなのか。少ないんだなぁ。これは端的にアドネットワーク自体の魅力が少ないということなんじゃないか。

魅力というのは参加に対して収益が見込めること、広告主が多く参加していること、広告主がお金をしっかり払ってくれること、継続的に払ってくれること、広告在庫が十分にあること、広告のフォーマットが柔軟であること、広告配信システムが強固であること、属性・地理・行動その他ターゲティングが柔軟に行えることなどなどあるだろう。

自分がアドネットワークを運営している会社にいた場合、どんな手を打つか。

近いところでは、例えば例外と最初に書いたMicroAdはブロガーを巻き込むことでimpを大量に抱えたがこれを更に効果的に収益化していくためにはどうしたらいいのだろうか。おそらくは単価を向上させなくてはならないのだろう。そこで行動ターゲティングに向かっていると思われる。では逆に今のコンテンツマッチを継続した場合掲載の体裁を変更したりそれをそのままユーザーに任せてしまうようなことはできないのだろうか。今広告主にとってブロガー広告が受け入れられない利用は何か。信頼性、成果、見た目色々あるだろう。何が解決されれば良いのだろうか。