川崎裕一 / マネタイズおじさん

元起業家でスタートアップのコーチやってます。スマートニュース株式会社執行役員。

電通と博報堂DYのインターネット広告への取り組みをグラフにしてみる

ここここに影響を受けて、大手広告代理店二社がインターネット広告にどんな感じで取り組んでいるのかを数字で見たくなったので公開情報を元にざっくりグラフにしてみようと思い立ちました。

2007年1月から2007年12月までで比較実行。

まずインターネット広告売上。単位は億円。
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次に売上全体に占めるインターネット広告売上の割合。
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さてこれをどう読むか。

二社とも一年という短い間にじわじわインターネット広告の取り扱いを増やしている傾向は見て取れます。

博報堂DYはコンスタントに1.5%を超え2%も見えてきており、依存度グラフで電通に抜かれたのは三回だけ。そこだけを見ればインターネット広告への取り組みに積極的と言えるかもしれない。

インターネット広告の取り扱いの金額では電通は博報堂DYの1.5倍弱。しかし広告全体の売上では1.7倍の開きがあることから見てこちらも博報堂DYが積極的と言えるかもしれない。とはいえ金額では年112億円の差があるということは無視できない事実ですね。