検索連動型広告が受け入れられる二つの要素
昨日R30さんがThink!(シンク)−東洋経済新報社がおすすめ*1だと書かれていたので早速購入して読んでみた。ただR30さんの指摘した山口さんのメディアインのところではなく「80対20の法則を覆す ロングテールの法則」の作者の菅谷さんが「儲からない顧客を利益に変える「ロングテール戦略」」というコラムに惹かれた。
曰く他のネット広告と一線を画している理由は、
- コンバージョン数が高い。
- なぜならターゲット含有率を高めた広告展開ができているから。
- なぜならキーワードで検索しているということはそのキーワードに関係した広告はユーザーにとって広告ではなく情報になりうる。
- 実際に売れる前に利益が予想できる
という点を上げていた。一番目の要素はよく語られることだが、菅谷さんの指摘で重要なのは二番目の実際に売れる前に利益が予想できるという点だと思う。
検索連動型広告での利益の計算というのはこんな感じになる。
- 利益=インプレッション数xクリック率x(粗利xコンバージョン率-キーワード単価)
インプレッション数、キーワード単価は検索連動型広告を提供している事業者のツールを使えばすぐに分かる。そして検索結果の一番目に広告が掲載されるようにすればクリック率は予想がつく。そしてランディングページがよっぽどしょぼくなければコンバージョン率もある程度想定はつく。ここまでは、検索連動型広告のプラットホーム上で全て理解できる。
広告主は単位当たり粗利をどうするかだけを考えれば良い。これはすごいことだと改めて思った。