自民党広報本部副本部長の世耕弘成さんによる自民党の広報戦略についての本「プロフェッショナル広報戦略」
- 作者: 世耕弘成
- 出版社/メーカー: ゴマブックス
- 発売日: 2005/12/20
- メディア: 単行本
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自民党広報本部副本部長の世耕弘成さんによる自民党の広報戦略についての本。
- 世耕さんが自民党の広報戦略をどう練ってきたか。
- 総選挙はどう戦ったか。どのように政界に入ったか。
- NTT時代の広報が如何に自民党の広報戦略に役立ったか。
等が世耕さん本人の口で書かれています。生々しくて非常に面白い。
曰く
- 2003年の総選挙での民主党躍進によって自民党の中に広報戦略の重要性を考える雰囲気ができた
- この結果党改革検証・推進委員会が設置され、候補者公募の制度化、「政治とカネ」の透明化、戦略的広報、選挙力の強化、各種タウンミーティングの開催といったアクションプランが作成された
- 2005年1月からPR会社プラップ・ジャパンと契約し、一日一個のプレスリリースを出す、50周年のロゴマークの作成、候補者公募の効果的広報など地道な改革を実践。
- 2005年8月8日に参議院本会議において郵政民営化関連法案の賛成討論で世耕さんは2日間をかけ、奥さんに20回聞かせて徹底的に演説を練り上げた。この演説が小泉首相を感動させ、広報本部長代理に。
ということで今の立場をつとめているとのこと。
総選挙の裏側については是非読んでみてください。やはり総選挙における自民党の躍進はそういう理由かと分かると思います。