人力の集積回路
ここで重要なのは、
○ブロードバンド(常時接続)によって人力を集めやすくなった
○人力を何らかの形に変換するための技術が出てきた
○「軽い」人力で良いため、敷居が下がった
ことです。低い敷居で行われた小さな仕事を、コストの低いネットワークを介して集積する「元気玉」の仕組みです。
これまで価値として消えていたものをすくい上げることができるようになった。
例えば都内で雪が降ってもアスファルトにつもる雪で雪だるまを作るとする。都内の雪の量は僅かで、雪だるまを作るにはコスト的な面、集めた雪の品質の面(積雪量が少ないから表面だけから雪を取ることがしにくい。ゆえに泥がついているなど)で難しい。だから都内の雪は雪だるまを作るための雪としての価値があるのだが消えていくだけだ。
これが何らかの新しい仕組みによって、消える前に効率的に大量に集めることができるようになり、雪だるまができる。雪国でしかできなかったことが、都内でもできるようになる。
新しい仕組みを使うことで、消え去るのが当たり前だった何かを通じて新しい価値が生まれる。
そんなことを思います。