どうもyukawasaです

川崎裕一です。スマートニュースで広告を考えています。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

今更ながら読みました。この本を読むべき人間は、学生か大企業の中で悶々としている技術者(特にプログラマ)なのだと思います。日本でプログラマ、特にハッカー気質を持つプログラマはこれまではある意味「カネ」にはキレイでいようとする感じが強かったように感じます。それはプログラムが科学分野で使われ、その科学分野においてはカネを稼ぐ研究よりは困窮しながらひたすらストイックに基礎研究に没頭することが美徳とされてきたからなのでしょうか?複雑な公式を用いた、多くの引用を用いた分量の論文を多く出すことが評価されてきたからなのかもしれません。

ハッカーと画家では、ハッカーはカネをしっかりと稼ぐことを考えることも必要だ。ハッカーがカネを稼ぐためには、自らの技術を梃子として用いることが最も効率的だというスタンスを取っているように見えます。そして、このスタンスは筆者であるポール グレアムが自らViaweb(現在のYahoo Shopping)を起こし、売却した経験があるからより具体的に、説得力があります。

富を得たいハッカーは

  • 第5章もうひとつの未来への道
  • 第6章富の作り方

あたりをじっくり読むべきです。

以下心に残った部分を引用してみます。

自分の努力によって裕福になった人々は誰もが、測定と梃子*1のある環境にいたのだと思う。(中略)CEO、スター、ファンドマネージャ、スポーツ選手は常に、自分の頭上に剣が吊されているような人生を送っている。一度でも失敗すればそれで終わりだ。安心できるような仕事に就いている限り、裕福になれる可能性はないだろう。リスクのない場所には、まず梃子が存在しないからだ。
第6章富の作り方 p103

困難な問題を選ぶというのは、最初に会社の目標を選ぶときに役立つだけじゃない。業務の中で決断を下さなければならいときの指針にもなる。Viawebでの第一の規則は「階段を駆け上がれ」だった。あなたが小さく非力な男で、巨大で太ったいじめっ子に追いかけられているとしたら、上に逃げる?それとも下に逃げる?私は上を選ぶ。いじめっ子は多分あなたと同じくらい早く階段を駆け下りられるだろう。でも駆け上がるとき、いじめっ子の体重は負荷になる。もちろんあなただって駆け上がるのは苦しい。でも相手の方がもっと苦しいんだ。
第6章富の作り方 p106

*1:てこ