ブランド・ハイジャック
- 作者: アレックス・ウィッパーファース,酒井泰介
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2005/10/06
- メディア: 単行本
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- ブランドは自分たちで作る物ではなく、消費者が作る
- マーケティングをしようとすればするほどうさん臭がられる
というのが要約かも。
興味深かったページを二ページほど。
p22 ナップスターがブランド・ハイジャックに成功した理由
- 中立的なインフラでユーザーに好きなようにさせた。結果としてユーザーが序列や内輪だけの暗号、エチケットを発達させ、コミュニティ精神が生まれた。
- 金をかけない。紹介してくれたら5ドル、みたいなことはしなかった。
- 可能性。ナップスターに可能性を感じた。
- 帰属意識。音楽業界の攻撃やサイト閉鎖の危機などがコミュニティの連帯を強めた。
- リーダーシップ。リーダーが裏方に徹してユーザーがブランドを発展させるのに徹した。
p154 **ハイジャックを起こせる企業とは
- 精神性。企業も消費者も互いに学びあい、関係を微調整することができる。
- 誠実さ。製品情報を正しく開示する。
- 革新的で創造的。常に消費者の興味やニーズを満たす。革新性は枠にとらわれない考え。
- 強い道徳的性格。ビジネスの潜在的な善悪の問題点をよく考えた上で倫理的に行動する。
- 予防的行動。先を読み、可能性を予見し、準備を整え問題を回避する。
- 利他的。短期的な利益や株主価値以上の高慢な目標を持つ。