ブログ 世界を変える個人メディア
- 作者: ダン・ギルモア,平和博
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2005/08/05
- メディア: 単行本
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読みました。非常に面白く、ブログサービスをユーザーに提供している企業は必読です。
心に残ったのは
- 141p:マイクロソフトのスコブルによる企業ブロガーへの提言
- 153p:ニックデントンによるブログ
- 154p:これからの広報担当者の心得
- 302p:ワード・カニンガムのウィキにある荒らしの定義
当たり。この中で、企業ブロガーに関する提言を引用してみます。
スコブルのブログはこれ。
141p:マイクロソフトのスコブルによる企業ブロガーへの提言
- 真実を語れ。ありのまま、すべての真実を。真実のみを。もしライバルが自社より優れた製品をもっていれば、リンクせよ。そうしたほうがいい。どのみち分かってしまうことだ。
- 素早く投稿せよ。いいニュースにしろ、悪いニュースにしろ。誰かが自社製品の悪口を言っている?リンクせよ。二番手、三番手のサイトがやってくる前にだ。そしてそのクレームに最前を尽くして答えよ。よい書き込みがあった時も同様だ。すべては持続的な信頼を築き上げるためのものだ。信頼を築くコツは、姿を見せることだ!自社製品のことを話している人たちがいるのに何の応答もなし、では不信感を残すだけだ。さらに、人々が製品を誉めてくれているのなら、もっとグーグルが見つけやすくしてあげるべきだろう?
- 厚顔たれ。たとえビル・ゲイツお気に入りの製品をもっていたとしても、人はそれについて悪口を言う。それは会話のプロセスの一部なのだ。すべての質問(良きにつけ悪しきにつけ)に、プロとして、迅速に、申し分なく答えられるのでなければ、企業ブログを書こうとするのはやめたほうがいい。
- まず草の根に向けて語れ。なぜ?主流の報道機関はネタを探し、発言を引用できる人を探してブログを歩き回っている。もし記者が、ネタを知っている人間を誰も見つけられなかったら、彼らは、信頼に足るどころかプレスリリースみたいな記事を書くだろう。人々は、多くの情報源からの引用がある記事を信頼する。プレスリリースは信用されないのだ。
企業ブログを運営していてもできていないことが多いのではないでしょうか?