川崎裕一 / マネタイズおじさん

元起業家でスタートアップのコーチやってます。スマートニュース株式会社執行役員。

GoogleがVLCを動画ツールとして採用するらしい。

VLC media playerをベースにブラウザーに組み込むらしいです。


GoogleVLC media playerに手を加え、月曜にアップする予定。更にそのコードはGoogle code projectの一環として、オープンソースコミュニティで利用可能な物にするとのこと。

この結果で期待できる効果は次の通りとしています。

  • Google payment programとの統合。Google paymentのオプションをつけて動画をアップロードすると、収入が得られるかもしれない。動画で売り上げ獲得が可能に。
  • 設備が無くて自分たちの動画をストリームで流すことができない人たちが、配信可能になる。つまり、Googleが無料の配信プラットフォームになるということになる。そしてそのプラットフォームは検索機能と強固に結びついている。
  • ハリウッドとがっちり組んでDRM機能がうざったいMSのWindows Media Playerの対抗馬として十分の数のユーザーが期待できる。(一大勢力になって発言権が高まって、良いメディアプレイヤーがでるかも。)
  • オルタナティブなビデオ配信の広まりに貢献するかも。

動画をアップして、その動画が見られるたびに金が作者に入り、動画はVLC media player経由でアップロードされ、もちろんVLCで動画を見ることができる。かつストリーミングでもダウンロード型でもどちらでも良い。

ブロガーがウェブで金儲けをブログにさせることができるようにしたのがAdSenseなら、動画で同じことをしようとしているのがこのGoogle payment+Google Videoなんですね。