川崎裕一 / マネタイズおじさん

元起業家でスタートアップのコーチやってます。スマートニュース株式会社執行役員。

BloglinesのMark Fletcherとはてな社員は似てるなぁ

BloglinesのMark Fletcherがブログで「ステルスモード*1のスタートアップなんてくそくらえ」と過激発言しています。

wingedpig.com - Mark Fletcher's Blog: Stealth Start-Ups Suck

曰く、

Why go fast? Many reasons:
* First mover advantage is important.
* There is no such thing as a unique idea. I guarantee that someone else has already thought of your wonderful web service, and is probably way ahead of you. Get over yourself.
* It forces you to focus on the key functionality of the site.
* Being perfect at launch is an impossible (and unnecessary and even probably detrimental) goal, so don't bother trying to achieve it. Ship early, ship often.
* The sooner you get something out there, the sooner you'll start getting feedback from users.

  • 最初に動くことが重要だ。
  • ユニークな会いでなんでそうそうない。あんたが考えたすげーウェブサービスなんて誰かがもうすでに考えてるって。
  • となると、やむを得ずサイトの主要な機能に力注ぐしかなくなる。
  • 完璧なサービス開始なんて無理。だから早く出して、頻繁に出せ。
  • 早く世に出せば、ユーザーからより早くフィードバックもらえる。

ってとこですね。

ん?これってどこかで見たことが。。。

なので、知られてしまったら競争優位性が失われてしまうなんてものは、もともと競争優位性としては脆すぎるのであり、それを企業の中に隠し持っていたって、あっという間に突き崩されてしまうんでしょう。そんなものを内に秘めておくよりは、自分たちなりのやり方をオープンにして世の中に還元したり、知ってもらったりして、その上で自分たちに興味を持ってもらえるほうが、遥かに価値がある行動だと思います。

自分が優れていると思っているアイデアは、おそらく世界中で何千人もが思いついている。

これと笑えるほど同じ結論だなぁ。日米の差っていろんな面であんまり無いのかも。

*1:ステルスモードっていうのは、「開発しているサービスや製品を秘密にしておいて、でもそのサービスはいけてる、そのうち出すよ、だから注目だけはしておいてね」というスタンスのことです。スタートアップの一部にこのスタンスをもつ会社があります。